量子、光、核、電子、あらゆるエネルギーがデザインにあふれる「クオンタム・タロット」(Quantum Tarot)の全絵柄を紹介しています。
「quantum」の意味は「量子」です。カードの絵柄にも原子やその元である電子・陽子・中性子をイメージしたモチーフが出てきます。カードの奥から差し込んでくるような光の束から万物のエネルギーを感じます。
絵柄紹介
大アルカナ
数式が書かれているカードもあります。
たとえば「VI 恋人」のカードには、宇宙人への人類からのメッセージを記して「宇宙探索機パイオニア」に積まれた銘板の図柄とニュートンの万有引力の法則、「VII 戦車」のカードには、アインシュタインの面影とエネルギーの方程式が描かれています。「XI 正義」のカードにも、何か分かりませんが化学方程式が小さく書き込まれています。
小アルカナ
ワンドとカップ
ワンドのスートは特に、画面奥からこちら側へ差し込んでくるかのような強烈な光が印象的です。
ソードとペンタクル
概要・特徴
サイズは実寸で 70mm × 120mmです。Rider Waite版のスタンダードサイズとほぼ同じ大きさです。
使用感
気に入ったところ
画像のコントラストがとても高めで、カードの奥から差し込んでくる光を強烈に感じられるところです。カードをめくった瞬間に強い印象を受け、即座に何かが伝わってくるような感覚です。
ちなみに、昼間の明るい部屋でカードを眺めるよりも、暗めの部屋で見た方が光をより強く感じます。闇の影が暗ければ暗いほど、強い光を感じることができるということで、これは人生全般にも同じことが言えそうですね(笑)
イマイチなところ
コートカードの絵柄の解釈が若干分かりづらいです。付属の解説書に絵柄の背景となった星の神話の説明があるので、読めば納得がいきます。いちおう納得はするものの、私にはなかなか覚えられません💦。ギリシャ神話や星座の成り立ちに興味がある方なら楽しめる世界観だと思います。
カードの質は良いとは言えず、ただの紙という感じで光沢もありません。カードの端の方からすぐに白く剥けてきます。私は思い切って全カードの端を黒く塗りました。カード側面を着色したことで、全体の雰囲気が落ち着き、絵がより際立って見えます。
ただし、カードそのものを神聖なものとして扱う人や、浄化などの儀式を重視される方々にとって、こういった加工は受け入れられないでしょう。カードを加工する場合は個人責任でお願いいたします。
私個人は占いを信じないこともあり、カードは自身の内面を反映する単なる道具と捉えています。
購入場所
いまのところ、ネット通販等で問題なく入手可能なようです。私が買ったものは付属の解説書が英文のものです。日本語版が発売されているかどうかは不明です。
おわりに
このデッキでリーディングを行う人を、日本でも海外でもあまり見かけないのですがなぜでしょう。美しい人物が登場するわけでもないので、女性の方々からすると地味な印象なのかもしれませんね。
私個人はとても気に入っており、メインで使用している「Crow’s Magick」デッキの補足カードとして必ず登場するNo.2デッキです。