はたして需要があるか分かりませんが、私がこの写真にあるオラクルカードを自作した際の、材料や方法について紹介します。興味のある方がいらっしゃれば、どうぞご参考になさってください。
ここではあくまで個人的に楽しむための製作を目的としています。販売目的のデッキ作成であれば、オリジナルカード製作会社に外注して量産しても良いでしょう。
自作を思い立ったキッカケ
作ろうと思ったきっかけは、市販のオラクルカードに対しての「もっとこうだったらな~」「自分ならこうするのにな…」という素朴な気持ちです。個人的には、
2. キーワードがもっと自分の状況に合っていたらな~
3. デザインがもっと私好みだったらな~
4. 枚数がもっと多かったらな~
こんな感じで始めました。
作成手順
材料
必要なものは、カード用紙、画像編集ソフト、家庭用プリンター、ぐらいです。
カード用紙は、ご自分の作りたいサイズや色、材質に合わせて選べるのがいいですね。私の場合は名刺サイズのカードを作りたかったので、名刺印刷用のA4用紙を用意しました。
写真の左のものは、用紙そのものに色がついているもの、真ん中のものは写真がきれいに仕上がるフォト光沢タイプのもの、右のものは半透明タイプのものです。今回つくったオラクルカードでは、真ん中のフォト光沢タイプ用紙を使いました。あらかじめ切り離し用の点線が入っていて便利です。
他の大きさでカードを作りたい場合、たとえば丸型カードや正方形、短冊形などの任意の形のカードを作るなら、あらかじめ型紙を作るか、印刷後にお好きな形に切り離す手間がありますが、手間といっても自分好みに仕上げるわけですからこれも楽しい作業のうちですね。
【追記】もうひとつ忘れていました。カードの四隅にカーブをつけてくれるカッターを使っています。商品名は「かどまるPRO」だったと思いますが、「かどまる」シリーズで何種類か販売されているようです。
かどまるPROの場合は、四隅を切り取るカーブの角度が「S・M・L」の3種類から選べるようになっています。カットする紙の大きさに合わせて最適の曲線を選べて便利です。
コンセプト
作りたいデッキのコンセプトをまとめましょう。明るい言葉だけにするのか、厳しい言葉も入れるのか、恋愛・仕事・金銭などのように適用シーンを限定するのか、全体の枚数はどれぐらいにするのか、画像はどこで用意するのか、カード表面に入れる情報は何にするのか、などなど、デッキを作成する前に考えておくことはたくさんあります。
ご参考までに、私の場合はこのような感じで考えました。
1枚のカード面にたくさんの情報を盛り込みたいなら、たとえば星座や梵字、ルーン、64卦、色、草花など、お好きな要素を自由に配置すると楽しいと思います。
画像を選ぶコツとしては、できるだけ印象が異なる画像を集めることです。同じような色の画像ばかりだと、どのカードも同じ印象になってしまうので、各カードの個性を出しづらくなります。モノクロ画像を混ぜるのもいいと思います。
いい写真がない、絵も描けない、という方は、画像処理ソフトでフラクタル画像を自動生成したり、適当にあつめた画像をコラージュするのが簡単です。個人で楽しむためだけに使用するデッキであれば、既成の画像を自由に使って構わないと思いますが、それを自分のオリジナルデッキとしてSNS等に画像アップすると、著作権などの問題が絡んできますので、既成の画像を使う場合には取扱いに十分にご注意ください。
作ってみた感想
カードそのものに、神聖さとか、お守りのような力を求めている方にはカード自作をお勧めしませんが、ただシンプルにカードの言葉からひらめきを得たい、といった自己啓発的・発想のツール的な目的でカードを使いたい方にはぜひ、自作をお勧めします。
費用もほとんど掛かりませんので、いろいろ試してみてください。
今回は名刺サイズで作りましたので、収納場所は卓上名刺ケースがしっくりきました。逆に、お気に入りのケースに合わせた大きさでカードを作るという発想もいいかもしれませんね。
おわりに
ルノルマンカードも自作しています。
タロットの自作も考えていますが、写真を撮りに行くところから始めるので、完成はまだまだ先になりそうです(笑)
【追記】
カードのデザインに困ったら、AIを利用する方法があります。こちらの記事で事例を挙げていますので、よろしければご覧ください。
あなたの、あなたによる、あなたのためのカードです。誰よりもあなたが一番楽しめるカードにしてください!