ボードゲームとして発売されている「ディクシット(Dixit)」。絵柄がとても美しく、発想力を刺激されるため、オラクルカードとしての使用もお勧めです!
Dixitでは、ゲーム拡充用として7、8種類のカードセットが販売(2020年3月現在)されており、それぞれ84枚入りです。種類によってデザイナーが違ったりするので、絵柄の印象は異なります。ここでは、そのうちの1種である「Revelations」版を紹介しています。
またオラクルカードとして使う以外にも、小説や物語のストーリー展開を作る際のヒントなどにも活用できると思います。なにしろ自由な発想で活用してみてください!
概要・特徴
もともとはゲームで利用するカードです。本来の遊び方はこんな感じです。
①複数名にカードを配り、親が自分の手札から一枚選んで自由にカードの絵柄から連想したタイトルを付ける
②そのカードを場に伏せて置き、タイトルを他のプレイヤーに告げる。タイトルを聞いたプレイヤーは、自分の手札の中からそのタイトルのイメージに合うと感じた絵柄のカードを場に伏せて置く
③全員が場にカードを出したら表にして、親が出したカードがどれだったのかを当てる
ゲームの流れの中で、カードの絵柄を見てその絵のタイトルを自由に考えるところがとても興味深いと感じました。そのままオラクルカードとして使えますね。
ここで紹介しているのは「Revelations」版という7番目ぐらいに発売されたパッケージですが、パッケージごとに別の画家がデザインしているので、絵のタッチや印象がだいぶ異なります。ゲーム本体に付属のカードセットをはじめ、それぞれ自分が気に入った絵柄のパッケージを探すとより楽しめると思います。ちなみに「Revelations」は「啓示・お告げ」という意味です。
サイズは実寸で 79mm × 120mmです。
絵柄紹介
使用感
(上はタロットカード、下はDixitのカードを補足として出したところ)
気に入ったところ
市販されているオラクルカードですと、どうしても絵柄の題材が「天使」「神」「宇宙」といった神秘的なものに偏っているように感じるのですが、その点ゲームとして用意されたカードはもっと日常生活を意識することができ、自由な発想が生まれやすい様々なシチュエーションが描かれていると思います。スピリチュアル的なものに抵抗がある方に、お勧めです。とても率直に絵からの印象が伝わってきて、それが自分自身の内面にある何かを目の前のスクリーンに映し出してくれます。
ここで紹介した「Revelations」版以外のパッケージも、カードのサイズや裏デザインは共通しているので、複数のパッケージを混ぜて使用しても問題ありません。全種類あわせて使ったらすごいことになりそうですね。
イマイチなところ
サイズ的に、市販の一般的なオラクルカードよりは若干小さいですが、もっと小さくてもいいかなとも思います。ただしカードが小さくなれば絵のインパクトは弱くなります。
紙質はペラペラな感じです。コーティングやエッジのメタリック処理などもありません。道具としてのおしゃれさや雰囲気にこだわりたい人には、物足りなく感じるかもしれません。ただ、1セットに含まれる枚数が84枚と、タロットより多めですので、あまりしっかりした厚手の紙になると分厚くなりすぎて扱いづらいので、私はこの薄さでもいいと感じます。
あと、これは購入してから気づいたのですが、Revelations版の場合は限定版が存在していたようです。限定版では84枚のうちの21枚に、特殊な金色のペイントが施されており、カードを傾けるとピカピカと反射します。私が購入したものは通常版でした。どうやら限定版の場合は外箱に表記があるようです。光るカードが欲しいという方は、購入前にご注意ください。
金色ペイントが反射する様子に興味ある方は、動画サイトなどで探してみてください。
購入場所
2020年3月現在、各店舗にて問題なく入手可能なようです。Revelations版は若干在庫が少なくなっているかもしれません。
価格はパッケージにより多少異なりますが、だいたい3500円~4000円ぐらいです。
おわりに
「エンジェル」「ラブ」「神」などの言葉にうんざりしていた方には、特にお勧めです!(笑)
ボードゲームのカードをオラクルとして使おうと考え始めていらい、さまざまなゲームを物色していますが、1セットに含まれるカードの数や絵柄のバリエーションなどを考えると、今のところDixitを超えるものはないのでは、と個人的に感じます。余裕がでてきたら他のパッケージも集めてみたいと思っています。
Dixit以外に気になっているカードセットとしては、近世に起きている世界規模の大災害を、ことごとく予言していると話題になっているいわゆる「イルミナティカード」の存在がありますが、個人的にはレアものや希少価値のあるものに大金を使うのが嫌いなのでスルーしています。興味がある方はそちらの情報も探してみると、知識としては楽しめると思います。
Dixitでもイルミナティカードでも同様ですが、私を含め占いを信じない人なら、オラクルカードとして使う以外にも小説や物語を作るときにアイデアに枯渇した際のストーリー展開のヒントになります。カードを使うことで、元々自分の中にあったアイデアとは別の角度からの視点を得られるため、活用方法はいろいろあると思います。
最後になりましたが、もちろん本来のdixitゲームとしてみんなで楽しむのもありです!