月齢、月宿、月の女神などをモチーフにした美しい絵柄が描かれたデッキ「神秘のムーンオラクル」(日本語版)の全カードの絵柄を紹介しています。
全部で72枚あるカードは大きく3種類に分けられています。「月の女神カード(12枚)」「月宿カード(28枚)」「月相カード(32枚)」です。基本的な使い方ではこれら3種のカードを別々にしておき、それぞれから引いたカードを解説書に紹介されている独自スプレッド等に照らし合わせてリーディングします。
絵柄紹介
月の女神カード
女神の特徴後ことに白、赤、黒に分かれています。12枚にそれぞれ星座のマークがあります。
カードの裏面デザインはグレー系モノトーンで、地味な印象です。裏面デザインは女神・月宿・月相すべて共通です。
月宿カード
各カードには意味を示す単語のほか、天体マークや時間などの占星術関連の情報が書かれています。
月相カード
月相カードは火・地・風・水の4種に分かれ、それぞれ新月から満月まで満ち欠けの姿が8枚描かれています。この火・地・風・水というのはそれぞれ火の星座(牡羊座など)、地の星座(牡牛座など)を表します。各カードには月齢のほか、「責任」「解決」などのキーワードが書かれています。
概要・特徴
製作者
ご夫婦であるCaroline Smith氏とJohn Astrop氏の共著で、デザインをCarolineさんが担当しています。日本語版の翻訳は鏡リュウジ氏、宮田攝子氏となっています。
サイズは実寸で 64mm × 110mmです。大きすぎず扱いやすいサイズです。
使用感
気に入ったところ
月をテーマにしているという面白さと、絵柄の不思議な魅力にひかれました。同デザイナーの別作品としては「Oracle of the Radiant Sun」というオラクルカードも販売されています。
付属の解説書の説明がとても細かく丁寧で、その点も好印象でした。カードの手触りもサラサラとして扱いやすいです。
イマイチなところ
巻末に今後10数年分の月齢一覧表が付属していますが、この表に誤りがあります。出版社に問い合わせたところ、この一覧は正しくないため、ネット等で月齢情報を探してそちらを使ってくださいという回答でした。巻末の表はアテにしない方がよさそうです。スマホやiPhone用の月齢アプリも、使いやすいものがたくさん出ています。
購入場所
2020年3月現在、各販売サイトにて問題なく購入できるようです。
おわりに
月などの天体に魅力を感じている方、占星術に興味のある方にお勧めです。私のように単純にデザインに魅かれたという方も楽しめるデッキだと思います。