禅とタロットの融合~『和尚禅タロット』の紹介

osho zen tarot 和尚禅タロット
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タロットと禅の思想を融合させた「和尚禅タロット」の紹介です。タロット初心者でも、直観的にとても分かりやすい絵柄です。伝統的タロットにありがちな西洋的な世界観にいまいち共鳴できないという方にもお勧めです。

絵柄紹介

【大アルカナ】

大アルカナには「The Master」というボーナスカードが1枚追加されています。

西洋の伝統的なタロットに書かれている「女教皇」「女帝」といったカード名の代わりに「内なる声」「創造力」と書かれたカードは、日本人にその世界観をより自然に伝えてくると思います。

osho zen tarot

【小アルカナ】

各カードの解釈は、ライダーウェイト版に忠実です。禅の思想をもとにしているということで、その絵柄はライダーウェイト版よりもむしろ自然に感じられ、意味も理解しやすいと思います。

私は2つ目のタロットとしてこの和尚禅タロットを購入した記憶があります。初心者でもとても分かりやすかったです。

osho zen tarot

概要・特徴

「禅」と聞くと和風なのかと思ってしまいますが、著者は日本人ではありませんし、絵柄も日本というよりはオリエンタルといった感じです。

タロットの各カードが表す世界観と、禅の思想を融合しているというコンセプトのようです。伝統的タロットの絵柄にある皇帝や教皇といった、いかにも西洋的・宗教的なバタ臭い世界から少し離れて、もっと自然体でタロットの世界を実感したい、という方にお勧めです。

デザインを担当しているのは、このブログでも別途紹介している「タオ・オラクル(易経カード)」と同じ方です。

「タオ・オラクル」易カードの紹介【初心者にも分かりやすい】
易経タロット「タオ・オラクル」の紹介です。Osho禅タロットと同じアーティストがイラストを担当しています。

カードサイズは実寸で 74mm × 109mmです。一般的なRider Waite版通常サイズよりは小さく、扱いやすいです。

著者のOshoサイトでは、和尚禅タロットを使ったスプレッドをオンラインで実際に試すことができます。 また、スマホやiPhoneのアプリ版も存在するようです。

使用感

気に入ったところ

紙質は普通だと思うのですが、手触りがとても良く、掌に吸い付いてくるような感覚です。おそらくカード表面の加工によるものだと思います。

イマイチなところ

ボーナスカードの絵柄などにもみられるように、著者の姿を神格化したような扱いがあったり、あるいは著者の思想を必要以上に主張・勧誘しているような印象も受けるため、個人的にはそういった部分への抵抗があります。純粋にタロットカードとして遊ぶ分には、別に気にならないと思います。

購入場所

2020年4月現在、各販売店にて問題なく入手可能です。

なお日本国内では、今のところ2種類販売されているようです。付属の解説書が通常のフルサイズ本(横長の形状で表紙がカラー。分厚い。日本語です)のものと、簡易版(小さい縦長のポケットサイズで表紙が白黒。こちらも日本語です。)のものがあります。簡易版の方が一般に、販売店での流通量が多いようです。

フルサイズの詳しい解説書付きのものを欲しいと思っている方は、購入時によくご確認ください。

ついでに紹介~『112の瞑想カード』

書店の店頭で、同じ著者による別のデッキを見つけたので買ってみました。裏面デザインに著者が配されており、個人的にはさらに抵抗を感じました。カードの数は112枚とボリュームたっぷり。

ただし解説書を読んでも、私にはさっぱり理解できませんでした(笑)

ご興味のある方がいらっしゃいましたらご参考になさってください。osho zen alternative deck

おわりに

西洋の伝統的タロットの解釈から外れることなく、東洋の方々にとって自然に理解しやすい絵柄のカードとなっているので、タロット初心者にもとても分かりやすいと思います。

 

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