2013年に発売された「エンチャンテッド・ルノルマン・オラクルカード(The Enchanted Lenormand Oracle)」の紹介です。ルノルマンカードは、タロットとは少し異なる特有のスプレッドや解釈法があり、タロットに比べてダイレクトに答えが導き出せるようです。
絵柄紹介
水晶の球をのぞき込んでいるようなデザインがとてもキレイです。色もカラフルで、従来よくあるルノルマンの古めかしい中世風デザインとは全く印象が異なります。
このデッキは、通常の36枚のほかに、28紳士と29淑女の別バージョンおよび1枚のボーナスカードが追加されています。ボーナスカードは「Diviner(予言者)」という名のカードで、絵柄はルノルマンカードの名前の由来ともなっているマドモワゼル・ルノルマン(Marie-Anne Adelaide Lenormand)をイメージしています。
(上段:デッキの裏デザインと「Diviner」カード、下段:紳士と淑女の代替カード、右:解説書)
解説書は英文ですが、市販されているルノルマンデッキの付属解説書の中では一番詳しいと思ったのでこのデッキを購入しました。各カードの説明やキーワードのほか、人間関係・恋愛・仕事・金銭面での各意味、トランプとの関連、騎士と一緒に出た場合はどのような意味になるかなど他のカードとのコンビでの意味などが載っています。
概要・特徴
製作者
著者はCaitlin Matthews、デザインはVirginia Leeとなっています。
サイズ・価格
サイズは実寸で55mm × 86mmです。ルノルマンカードは一般的にタロットよりもサイズが小さくて扱いやすいですが、このデッキも掌にすっぽり収まるミニサイズです。
使用感
気に入ったところ
ルノルマンカードではあまり見かけないデザインだと思います。水晶玉に浮かんでくるようなイメージが楽しいです。紙質は厚めでしっかりしています。
イマイチなところ
箱を開けたときに、しばらく海外のデッキにありがちな強い匂いがあり、しばらくとれませんでした。印刷の薬品の匂いなのか、たまに出くわす匂いですが数日晒しておいたら気にならない程度になりました。
購入場所
日本語版が出ていないせいか、若干入手しずらい感じはあります。2020年3月現在、楽天ブックスでは取り扱いがあるようです。
おわりに
絵を眺めているだけでも楽しいデッキです。私は付属解説書目当てでこのデッキを購入しましたが、日本でもルノルマンカードの商品が充実してきていますので、日本語の本を単体で入手するのもいいなと思っています。