2017年に発売された、限定版「エンチャンテッド・タロット(The Enchanted Tarot)」の紹介です。最初のエンチャンテッド・タロットが1992年に発売されて25周年の記念版だそうです。
布をパッチワークしたようなデザインは、ほかのデッキであまり見かけることのない独特な味わいがあり、素敵です。
絵柄紹介
【大アルカナ】
カードの縁取りが紫色で統一されています。
【小アルカナ】
ワンド=黄、カップ=ピンク、ソード=水色、ペンタクル=緑にそれぞれ色分けされています。
概要・特徴
このデッキのコートカードはKing、Queen、Prince、Princessとなっており、Knightはいません。
製作者
カードデザインはAmy Zerner氏、同梱されている解説書の著者はMonte Farber氏です。ここで紹介しているエンチャンテッド・タロットのほかにも、Amy Zerner氏が手掛けたカードには同様なパッチワーク風のデザインが施されているものがありますので、デザインが気に入った方はそちらも是非、探してみてください。
サイズ・価格
サイズは実寸で 84mm × 165mmです。一般的なタロットのサイズに比べるとかなり大きいです。
使用感
気に入ったところ
布パッチワークや刺繍のように不思議な立体感のある絵柄に惹かれました。カード裏面のデザインは白地に金のデザイン。カラフルなカードも楽しいですが、こういったシンプルな白いデッキも落ち着きがあって素敵ですね。
また、スートごとにカード周囲の色が変えてあり、一目でわかりやすいです。
イマイチなところ
500円玉と一緒に並べてみました。なにしろ、このサイズ感である。
私が所有するデッキの中でも最大サイズです。机に並べても場所を取るし、シャッフルはしずらいしで、扱いにくいことは確かです。紙質は、普通の紙という感じで高級感はありません。
購入場所
25周年記念版ということで、市場に出回っている量はあまり多くないかもしれません。2020年2月現在、洋書を扱う書店の店頭で購入することができました。3,000円ぐらいだったと思います。
おわりに
記念版ということで、立派な箱の中に分厚い解説書と、タロットを入れる小袋がついていました。サイズが大きく絵の迫力がありますので、お友達の前などでタロットのスプレッドを展開するととても見栄えのするデッキだと思います。